紙芝居1 「花子とミツバチ」

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N:「花子とミツバチ」はじまりはじまり~

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N:今日も花子のおうちの庭では、真っ赤なイチゴが身をいっぱい付けています。 こーんなに一杯のイチゴを、いったい誰が食べたのでしょう? あっ!花子だ!花子 はイチゴを口いっぱいに、ほおばっています。

H:今日のイチゴもとっても美味しいな!どうしてこんなに美味しいのかな?

N:ブーン・ブーン 何でしょう? あちらの窓から小さなお客さんがやってきて花子の肩に止まりました。

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M:ねえねえ
H:ほえ~蜂が話しよる
N:蜂が言葉をしゃべるので、花子さんはびっくりしました。
H:何だこいつ、人間の言葉をしゃべりよる。
N:続けて蜂が話します。
M:ねえ、知ってる?いま、君が食べているイチゴは、僕たちミツバチが作ったんだよ。
H:え~そうなの?あれ、でもイチゴを作っているのって、農家の人達だよね。

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N:ミツバチが得意げに話します。
M:本当はね、僕たちはイチゴを作るためのお手伝いをしているんだ。
H:いちごの実を作るためのお手伝い?

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N:ミツバチは、続けて話をします。
M:そうそう、僕たちは花粉をいろいろなお花のところまで運んで実を付けるためのお手伝いをしているんだ。
その代わりに、僕たちは、このお花たちから蜜をもらっているんだよ。この蜜で蜂蜜を作るんだ。
H:へえ そうだったんだ

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M:でもね
H:え、どうかしたの?
N:それまで、得意げに話していたミツバチの表情が曇りました
M:今では、いろいろなことが原因でミツバチの数が減ってきました。
H:え、どうして?

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H:その原因として、卵を産む女王蜂が病気で死んでしまったり、植物に農薬を使うことがあるんだ。

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H:そんな~ 私たち人間も大切なミツバチを殺してしまっていたなんて
M:これは、悲しいことではあるけれど、そんなに落ち込まないで
H:でも~

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H:僕は、君を悲しませるためにきたんじゃないんだ、君にもっと僕たちミツバチのことを知ってもらいたい、そう思ってここにきたんだよ。
      
僕たちは、鋭い針を持っているから、むやみやたらに人間を指すイメージをもたれがち、でも、本当はそんなことはない。       
実は僕たちの針は、一度刺すと抜なくなるから、人間を指すことは、自分の死を意味するんだ。       
      
だから、人間が僕たちに何もしない限り僕たちも人間を刺すことは、ないんだよ。

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H:あ、なるほど私たちは、ミツバチのことを色々と、勘違いしていたんだね。
M:ミツバチの事わかってくれたかな
H:うん、これからもっとミツバチのことを勉強して大切なミツバチを傷つけないようにしなくちゃ
M:これからは、ミツバチも人間も傷つけあうことなく安心して暮らせるようになるといいな

おしまい